SPOCON登録企業のご案内 Part25

「チーム」の枠を超え、街を動かす「企業」へ。

私たちが「サンフレッチェ広島」という名前を耳にするとき、真っ先に思い浮かべるのはスタジアムで躍動する選手たち、つまり「プロサッカーチーム」としての姿でしょう。

しかし、その熱狂の舞台裏には、「株式会社サンフレッチェ広島」という、広島の街を豊かにするためにビジネスを動かす、一歩進んだ「サステナブル企業」の姿があります。

今回は、スポーツの力で地域・社会貢献を目指すプラットフォーム「SPOCON」の登録企業である同社の、ピッチ外での真摯な挑戦に迫ります。

 

 

 

 

 

戦前から続く伝統と、挑戦し続ける企業の歴史

株式会社サンフレッチェ広島のルーツは、Jリーグ開幕よりはるか昔、戦前の1938年に創部された「東洋工業(現マツダ)蹴球部」にまで遡ります。日本最高峰のリーグを前身時代合わせて8度も制覇してきたその歩みは、日本サッカーの歴史そのものです。

 

チーム名の「サンフレッチェ」は、広島の武将・毛利元就の「三本の矢」の故事(日本語の『三』+イタリア語で矢を意味する「フレッチェ」)に由来しています。

 

この歴史の中で培われたのが、同社が掲げる「日本一の育成型クラブ」という理念です。ただ強い選手を集めるのではなく、自社で人を育て、地域と共に成長していくという「企業としての持続可能なスタンス」が、創立から現在まで一貫して流れています。

 

 

「試合に勝つ」だけではない。スポーツビジネス企業の使命

では、「チーム」と「企業」の違いはどこにあるのでしょうか。

 

チームとしての目的が「試合に勝つこと」なら、企業としての究極の目的は「サッカーという事業を通じて、街にお金を回し、地域社会を豊かにすること」です。

 

同社は、チケットやグッズの販売、スポンサー企業との協創といった経済活動(ビジネス)を通じて地域に雇用を生み出し、周辺の観光や飲食業を潤す役割を担っています。2024年に誕生した新スタジアム「エディオンピースウイング広島」を核とした街づくりは、まさに同社が仕掛ける地域活性化ビジネスの結晶と言えます。

 

彼らにとってサッカーは、社会を良くするための「強力な商品(コンテンツ)」なのです。

 

 

広島だからこそ。サステナビリティへの具体的なアクション

株式会社サンフレッチェ広島が展開するサステナビリティ活動(SDGs宣言)には、民間企業としての強い覚悟が見て取れます。

 

「Peace(平和)」への責任:被爆地・広島の企業として、スポーツができる平和の尊さを世界へ発信。選手・スタッフによる慰霊碑参拝や「Peaceボール」の奉納を継続しています。

 

「Planet(地球環境)」への配慮:選手移動バスへのバイオ燃料採用や、スタジアムでの徹底したペットボトルリサイクルを実施。

 

「Prosperity(地域の繁栄)」の創出:防災啓発イベントの開催や、感覚過敏などの特性を持つお子さんも安心して観戦できる「センサリールーム」の設置など、誰一人取り残さない社会づくりを実践しています。

 

 

SPOCONとサンフレッチェ広島が目指す「パートナーシップ」

同社がサステナビリティ活動の根幹に置いているのが、SDGs目標17の「パートナーシップで目標を達成しよう」です。

 

自社だけで完結させるのではなく、ファン・サポーター、行政、そして地元の企業を巻き込んで大きな渦を作っていく。これこそがSPOCONが目指す「スポーツをハブにした、企業と地域の持続可能な発展」の理想型です。

 

戦前から紡がれる伝統を胸に、「スポーツビジネス」の力で広島の未来をデザインする株式会社サンフレッチェ広島。彼らの取り組みは、これからの時代における企業のあり方を、私たちに強く示してくれています。