中国の旧正月「春節」とは?
中国の旧正月である「春節」。2026年の春節は2月17日(火)です。
毎年1月~2月になるとニュースやメディアで話題になりますが、「春節とはどのような行事なのか」「どう過ごすのか」について詳しく知らない方も多いのではないでしょうか?
今回は、旧正月「春節」の由来や、現地の過ごし方・伝統的な料理について分かりやすくご紹介します!
旧正月・春節とは?
旧正月とは、日本でも明治5年まで使われていた太陰太陽暦(旧暦)のお正月のことです。
日本では明治6年に新暦(グレゴリオ暦)へ改暦されたため、現在の1月1日のお正月と区別して、旧暦のお正月を「旧正月」と呼ぶようになりました。
新暦のお正月が毎年1月1日で固定されているのに対し、旧正月は1月中旬~2月中旬頃に訪れる新月の日が新年となるため、毎年日付が異なります。
アジア諸国で最も重要な祝日
中国では1912年に新暦が採用されましたが、現在も新暦の1月1日以上に、旧暦のお正月(旧正月)を新年として盛大に祝う文化が根付いています。
旧正月は国や地域によって呼び方が異なり、中国や台湾では「春節」、韓国では「ソルラル」、ベトナムでは「テト」と呼ばれています。
なお中国では、旧正月の前日(大晦日)から数えておよそ7日間大型連休となるのが一般的で、多くの人が実家へ帰省し家族と新年を祝います。
春節の過ごし方
春節は、家族と絆を深める一年で最も大切な行事です。現地での代表的な過ごし方をご紹介します。
・帰省ラッシュ「春運(しゅんうん)」
多くの人が実家へ帰省するため、中国全土で大規模な移動が発生します。この帰省ラッシュは「春運」と呼ばれ、日本の年末年始以上の賑わいを見せます。
・縁起の良い赤い飾り「春聯(しゅんれん)」「倒福(とうふく)」
家の玄関には、おめでたい言葉が書かれた赤い紙「春聯(しゅんれん)」や、福が訪れることを願って「福」の文字を逆さに貼る「倒福(とうふく)」を飾り、幸運を祈ります。
・お年玉「紅包(アンパオ)」
日本のお年玉と同じように、年上の人が子どもや両親へ「紅包」と呼ばれる赤い袋にお金を入れて渡す習慣があります。
・邪気を払う爆竹・花火
春節ならではの風習として爆竹や花火を鳴らし、邪気を払って新年を祝います。(※近年は環境や安全面への配慮から、都市部を中心に禁止・制限されている地域もあります)
春節に食べる縁起の良い料理
春節の大晦日の夜に食べるごちそうは、中国語で「年夜飯(ニエンイエファン)」と呼ばれ、日本のおせち料理のような存在です。家族が集まり、新年の幸運や繁栄を願う意味が込められた料理を囲みます。
・魚料理(豊かな一年を願う)
中国語の「魚(ユー)」は「余(余裕・ゆとり)」と同じ発音であることから、「毎年豊かな暮らしができますように」という願い(年年有余)を込めて食べられます。
・年糕 / ニエンガオ(運気・出世アップ)
お餅のような料理で、「年糕」の発音が「年年高昇(毎年成長・ステップアップする)」に似ていることから、家庭運や出世運を願って親しまれています。
・餃子(金運アップ)
特に中国北部で欠かせないのが餃子です。古代の貨幣(元宝)に似た形をしていることから、「お金を招く」縁起物とされています。
・春巻き(物事をやり遂げる)
一本丸ごと残さず食べられることから、「初志貫徹」「物事を最後までやり遂げる」という意味があり、新年の目標達成を願って食べられます。
まとめ:食と文化を知り、中国人スタッフとの信頼関係を深めるきっかけに
中国をはじめとするアジア諸国出身のスタッフにとって、春節は1年の中で最も大切で特別な行事です。
大晦日に家族で「年夜飯」を囲み、魚や餃子などの縁起物を食べたり、爆竹や赤い飾りで新年を祝ったりする文化は、彼らのアイデンティティや大切にしている価値観に深く根付いています。
こうした時期には、帰省や休暇への配慮はもちろん、「春節おめでとう(新年快樂)」といったお祝いの声かけや、母国の過ごし方についての話題を投げかけるだけでも、社内での親近感や信頼関係がぐっと高まります。
異文化理解の第一歩は、お互いの伝統や生活文化に関心を持つことから始まります。春節をはじめとする各国の行事や風土を理解し、外国人スタッフが安心して長く活躍できる職場環境づくりを進めていきましょう。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
外国人人材の採用・受け入れ支援に関するご相談はこちら
「特定技能や技能実習生の受け入れ手順・生活支援について知りたい」
「宗教や母国の食習慣・生活環境に応じた労務管理に悩んでいる」
「外国人スタッフの定着率を高める社内コミュニケーションを知りたい」
弊社では、ミャンマーやインドネシア、タイをはじめとする外国人人材の紹介から、出入国手続き、受け入れ後の生活支援・定着サポートまで一貫して支援を行っております。外国人採用に関する疑問やお悩みがございましたら、お気軽にお問い合わせください。
お問い合わせはコチラから