サンマが帰ってきた!
食欲の秋がやってきました!サンマの季節ですね。香ばしく焼けた皮、脂ののった身、すだちと大根おろしの爽やかな組み合わせ。日本人にとって、サンマは秋の風物詩ともいえる存在です。
そんなサンマが、今年はなんと13年ぶりの豊漁となりました。スーパーなどで安く売っているところを見た方もいるのではないでしょうか。今日はサンマについてのコラムです!

13年ぶりの豊漁
北海道・根室市の花咲港では、8月の水揚げ量が昨年の2倍となる約5000トンを記録。9月に入ってからも勢いは衰えず、わずか1週間でさらに5000トンが水揚げされました。市場価格も下がり、昨年198円だったサンマが、今年は税込95円で販売される店舗も登場しました。都内の鮮魚店では、脂ののった大ぶりのサンマが連日完売するほどの盛況ぶりです。
この豊漁の背景には、海洋環境の一時的な回復や漁場の好条件があるとされています。ただし、漁獲量が多すぎることで市場価格が乱れる懸念もあり、全国さんま棒受網漁業協同組合は13年ぶりに「休漁」を決断。9月末まで全国一斉に24〜48時間の操業停止を行う予定です。
おすすめレシピ
今年のサンマは脂のノリも抜群です。
おすすめは「焼きサンマとごぼうの炊き込みご飯」。まず、サンマに軽く塩をふって30分ほど置き、水気を拭いて両面を香ばしく焼きます。
ごぼうはささがきにして水にさらし、しょうがはみじん切りに。米2合を研いで炊飯器に入れ、だし汁360ml、酒大さじ2、薄口醤油20mlを加えます。
そこに焼いたサンマ、ごぼう、しょうが、そして梅干し1個をのせて炊飯。炊き上がったらサンマの骨を取り除き、身をほぐして全体を混ぜます。茶碗に盛りつけたら、万能ネギを散らし、すだちを絞って完成です。
香ばしさと旨みがぎゅっと詰まったこの一品は、秋の夜にぴったりではないでしょうか。
まとめ
今年はサンマがたっぷり獲れて、久々に気軽に楽しめる秋になりました。脂ののった旬の味を、ちょっとひと工夫して炊き込みご飯にすれば、食卓がぐっと秋らしくなります。
この機会に、いつもと違うサンマの楽しみ方を試してみるのもいいかもしれませんね。