外国人はびっくり?日本のクリスマス事情!
12月の一大イベントであるクリスマス。
日本ではチキンとケーキを食べたり、恋人とデートをしたり。
実は世界のクリスマス事情とはかなりの違いがあります!
家族よりも恋人と過ごす
日本ではクリスマスを恋人と過ごす「ロマンチックなイベント」と捉える傾向が強く、メディアもデートやプレゼント特集を多く取り上げることをよく目にします。
一方で、欧米のキリスト教国ではクリスマスは家族で祝う日で、日本のお正月のような存在です。日本で恋人と過ごす習慣が広がった背景には、1980年代の女性誌の特集が影響したとされています。
このため、海外の人には「なぜ家族で過ごさないのか」と不思議に映ることもあります!
日本のクリスマスチキン
フライドチキンは、日本のクリスマスで食べられる代表的なメニューの一つですが、これも海外では驚かれるそうです。
欧米のクリスマスに食べられるメニューといえば、チキンではなくターキー(七面鳥)が一般的です。ファーストフードのフライドチキンに行列ができたり、デパ地下の食品売り場などで、まるでターキーのようにフライドチキンが並べられたりしているのを見ると「クリスマスといえばターキー」という感覚を持つ海外の人はびっくりするようです!
ケーキも日本だけ??
クリスマスケーキも、フライドチキンと同じくらいクリスマスの食卓に欠かせないメニューの一つです。
日本でクリスマス用のケーキといえば、ふわふわのスポンジに生クリームと苺が乗った「ショートケーキ」が主流ですが、これも日本独自の文化です!
この様な風習ができたのは、洋菓子店の不二家が元祖といわれており、海外ではケーキ以外のお菓子を食べる国もあります。
そもそも「ショートケーキ」という英語には「サクサクした食感のビスケット生地を作ったケーキ」という意味合いがあり、大正時代に不二家が始めて販売したクリスマス用のショートケーキ自体が日本独自のものといえます!
日本のクリスマスの歴史
日本におけるクリスマスの起源は1552年、宣教師が山口県で初めて降誕祭のミサを開いたことに始まります。
しかし、江戸時代のキリスト教弾圧で一時途絶え、明治時代に再び受け入れられるようになりました!
明治期には俳人の正岡子規がクリスマスを生活に取り入れ、俳句にも「クリスマス」を季語として使用されました。
子規は当初は賑やかな行事として、後には子どもたちが楽しむ温かな行事としてクリスマス文化が定着の一端を担ったとされています!
まとめ
日本のクリスマスは、恋人と過ごしたりチキンやケーキを食べたりと、海外とは異なる独自のスタイルが発展してきました。
家族で祝う欧米とは対照的ですが、こうした違いこそ日本の文化として定着した魅力といえます。
歴史的背景や企業の工夫を経て形づくられた日本ならではのクリスマスは、今や世界の人々を驚かせるユニークな風習となっています!