新年に食べると幸せになれる世界の料理

食文化に表れる国ごとの新年のかたち

新しい一年の始まりであるお正月。

日本ではおせち料理を食べながら家族の健康や幸せを願いますが、世界各国にも「新年に食べると縁起がいい」とされる料理があります。

それぞれの料理には、長寿や金運、家族の絆など、人々の願いが込められており、その国の暮らしや考え方が色濃く表れています。

今回は、世界の新年料理を通して、幸せを願う食文化をじっくりと見ていきましょう!

 

 

 

 

日本

日本のお正月といえば「おせち料理」。

おせちは、年末にまとめて作り、お正月の間は火を使わずに過ごすための知恵から生まれた料理でもあります。

黒豆には、「まめに働き、健康に過ごせますように」という願いが込められ、海老は「腰が曲がるまで長生きできるように」という長寿の象徴です。

数の子は「「子孫繁栄」、昆布巻きは「よろこぶ」に通じる縁起物とされてきました。

家族みんなで同じ料理を囲みながら、新しい一年の幸せを願う時間そのものが、日本のお正月の大切な文化といえるでしょう。

 

アメリカ

アメリカ南部では、新年に「ブラック・アイド・ピー」という豆料理を食べる習慣があります。

この豆は黒い点が目のように見えることから「コイン」を連想させ、金運UPの象徴とされています。

玉ねぎやベーコンと一緒に煮込んだ素朴な料理で、家庭ごとに味付けが異なるのも特徴です。

新年にこの料理を食べることで、「一年間お金に困らず、健康に過ごせる」と信じられています。

 

 

中国

中国のお正月である春節には「餃子」が欠かせません。

餃子の形は、昔のお金「元宝」に似ていることから、富や繁栄を呼ぶ食べ物とされています。

年越し前夜には、家族全員で餃子を包むなが伝統的な過ごし方です。

その時間は、単なる料理ではなく、家族の絆を深める大切なひとときでもあります。

中にはコインやナッツを入れた餃子を作り、それが当たった人は一年幸運に恵まれる、という楽しい風習もあります。

 

 

 

韓国

韓国のお正月に食べられる「トックク」は、薄く切ったお餅が入ったスープです

この料理を食べることで「一つ年を重ねる」と考えられており、新しい一年への区切りを意味します。

白いスープと餅は「清らかさ」や「新しい始まり」を象徴しており、心を整えて一年のをスタートする意味が込められています。

 

 

 

ベトナム

ベトナムのお正月「テト」に欠かせない料理が「バインチュン」です。
もち米・豚肉・緑豆をバナナの葉で包み、時間をかけて蒸し上げる伝統的な料理です。

四角い形は「大地」を表し、家族の安定や豊かな暮らしへの願いが込められています。
テトの時期には家族で集まり、一緒に作ったり分け合って食べることで、家族の絆を深めながら新しい一年の始まりを祝います。

まとめ

国や料理の形は違っても、新年の料理に込められている願いは共通しています。
それは、健康で、豊かに、家族と幸せに暮らしたい という想いです。

食べ物を通して新しい一年を祝う文化は、世界中の人々をつないでいます。
今年のお正月は、いつもの料理に込められた意味を少し意識しながら、新しい一年の始まりを楽しんでみてはいかがでしょうか。