ベトナムの食文化 ~バインミー編~

バインミーが世界で愛されるバインミー

ベトナムを代表するサンドイッチである「バインミー」。

近年、日本でも急激に人気が高まっている料理です。

今日はそのバインミーについてご紹介します!

 

 

 

 

バインミーとは?

ベトナムを代表する料理であるバインミーとは、ベトナムの料理文化に基づいたサンドイッチであり、鶏肉、豚肉、魚、海老などといった具材に、キュウリ、ニンジン、ダイコン、コリアンダー、パクチーなどの野菜を挟んだものです!

エスニックな風味がクセになる、ベトナムの「ソウルフード」です!

 

バインミーの本当の意味は?

「バインミー」は本来ベトナム語で「パン」を意味し、特にフランスパンを指すことが多いです。

サンドイッチとして食べる場合は本来「バインミー・ケップ」などと呼びますが、今では省略して「バインミー」と呼ぶのが一般的です。

具材によっては名前が変わり、鶏肉なら「バインミー・ガー」、卵なら「バインミー・オブラ」など、日本の「〇〇サンド」に近い感覚です。

サイゴン発祥のバインミーは、今やベトナム全土で愛される国民食で、屋台からレストランまで幅広い場所で親しまれています!

 

バインミーの歴史

バインミーの起源はフランス植民地時代に持ち込まれたフランスパンにあります!

しかし、サンドイッチとして広まったのはフランス撤退後で、ベトナムの人々が自国の食材や味覚に合わせてアレンジし、独自の料理として発展をしました!

ベトナム戦争後には移民によって世界中に広がり、アメリカをはじめ各国でローカルフードとして愛される存在になりました。

2011年には、「banh mi」がオックスフォード英語辞典に登録され、国際的な認知を獲得しました。

植民地文化が、時間を経てベトナムの象徴的な料理へと進化をし、バインミーはその歴史を物語る一品になりました!

 

バインミーの魅力

バインミー最大の魅力は、カリっと香ばしいパンと柔らかい中身、そして具材がそれぞれの異なる食感が一口の中で調和する点です!

レバーペーストの濃厚さ、野菜のシャキシャキ感、ハーブの香りが重なり、複雑で満足感の高い味わいが生まれます。

さらに、注文ごとに好みを聞きながら作るスタイルも特徴で、辛さやハーブの量などを自由にカスタマイズできる”自分だけの一品”を楽しむのも人気の理由です!